2019/03/01 (FRI)

豊島区小学校理科部会実技研修会 2016年度〜2019年度実施報告

OBJECTIVE.

2019年度

教員研修「花のつくりを見てみよう-花のヒミツ・葉のヒミツ-」

実施日:2020年2月12日(水)15:00~16:30
場所:豊島区立池袋小学校 理科室
参加者数:27人

研修内容:
 今年度は、小学校3年生「昆虫と植物」、5年生「植物の発芽、成長、結実」、6年生「食b通の養分の水の通り道」で観察する植物について、
『トルコキキョウ』を使いながら行いました。授業は、仮説実験をもとに行い、先生方に質問をしながら、アクティブラーニング形式を取り入れた活動を行いました。
 観察は、トルコキキョウの花のつくりや、気孔の形態を生物顕微鏡や実体顕微鏡を用いて行いました。小学校の顕微鏡でも十分に観察できますので、ぜひ、授業の中でもチャレンジしてみてください。
 先生の感想では、「気孔は葉の裏しかない!と子どもたちに教えていたので、今回、葉の表にもあることが分かりました。子どもたちに教えてあげたいと思います。」「顕微鏡で、気孔がこんなにはっきり見えたので、びっくりしました。」「こんな方法もあるのか!と目からうろこです。」

2018年度

「水中の小さな生き物を見てみよう」
実 施 日:2019年2月13日(水)15:00~16:15
場   所:豊島区立豊成小学校 理科室
参加者数:24名


研修内容:
今年度は、小学校5年生が観察する「水中の小さな生き物」について紹介しました。
学校の観察池やビオトープでは見ることが難しい、さまざまな水中の小さな生き物の観察、実験を行いました。
前半は、ミジンコ、ミカヅキモ、ゾウリムシ、ミドリムシ、ボルボックスなどを観察し、走性の実験などを行いました。後半は、各々の育て方を先生方にお伝えしました。
小学校でも簡単に飼育できますので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。

2017年度

「日本のアリとヒアリを見てみよう」
豊島区小学校理科部会 実技研修会を仰高小学校で行いました。

実 施 日:2018年2月14日(水)14:45~16:15
場   所:豊島区立仰高小学校 会議室
参加者数:26名


研修内容:
 今年度は、昨年6月に日本で初めて発見された「ヒアリ」についての講義とワークショップを行いました。前半では、日本にいるアリの種類、形態、行動などの生態について講義を行いました。後半では、ヒアリの生態について講義を行いながら、実物のヒアリの観察を行いました。また、豊島区で身近に見られるアリの中でヒアリによく似ているアリを、簡易同定表を用いて調べました。

アンケート結果:
 参加者26名のうち女性教諭13名、男性教諭13名で、今年は若手の先生(勤続5年未満)が1/3、中堅(勤続5~20年)が1/3、ベテラン(20年以上)が1/3でした。理系大学出身が1/3いましたが、生き物を扱った授業は苦手な先生方が多い印象を受けました。
 参加者全員が「ヒアリ」を実際に見ることは初めてであり、実物を見る事ができたことが非常に良かったという声が多数ありました。
 また、アリの講義と実技を通して、アリの形態や生態を詳しく知ることができ、有意義な時間を過ごせたという声を多くいただきました。
アリの標本などを使って小学校の授業の中でも取り入れていけるのではないかという意見があり、来年度お願いしたいという声もありました。

2016年度

モンシロチョウの飼育と観察
ーチョウを使った簡単標本づくりに挑戦しようー
豊島区小学校理科部会 実技研修会を立教大学で行いました。

実 施 日:2017年2月15日(水)14:45~16:15
場  所:立教大学理学部13号館3階共通実験室
参加者数:24名


研修内容:
 今年度は、小学校3年生の「チョウを育てよう」・「昆虫を調べよう」の単元を行いました。前半では、モンシロチョウの飼育や観察方法について講義を行いました。後半では、チョウの標本作製を行い、双眼実体顕微鏡で鱗粉のつくりを観察しました。

アンケート結果:
 参加者24名のうち女性14名、男性10名、そのうち約半数が若手の先生でした。理系大学出身が半数いましたが、生き物を扱った授業は苦手な先生方もいらっしゃいました。
参加者全員が初めてチョウの標本作製をしたこともあり、貴重な体験ができたという声が多くありました。
 児童に、作成したチョウを見せたいという声が多くありました。また、来年度の科学クラブで「チョウの標本作製」や実体顕微鏡による「鱗粉観察」を行って欲しいという要望が、半数以上の先生からありました。

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