2022/01/27 (THU)

【実施報告】共通教育ゼミナール企画「わたしの海キャンドル」を開催しました【SC教育・ゼミ】

OBJECTIVE.

2022年1月23日(日)に、共通教育ゼミナールの一環として、ワークショップ「わたしの海キャンドル」を開催しました。立教大学から程近いイタリアンのお店「fra..」さんにて、海をテーマに学び、語りあい、最後には素敵な海キャンドルがたくさん出来上がりました。

ファシリテーターは、生命理学科4年生の今野夏季さん

ワークショップを企画するのも実施するのも初めての経験

本ワークショップを企画し、当日のファシリテーターを務めたのは、生命理学科4年生の今野夏季さん。

今年度の4月から共通教育ゼミナールに参加し、サイエンスコミュニケーションについて学んできました。その集大成として、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」を自分ごととして捉えられるようなワークショップを作るため、企画立案から会場選定、フライヤーデザイン、広報、そして実施まで全てを担当し、まさに0から作りあげました。

海の生物多様性保護を考える

実際に保護されている割合を白い砂で現します。30%くらい?

まずは、参加者の皆さんそれぞれが持つ「海のイメージ」を粘土で作り、自己紹介を行いました。

そして、さっそく海キャンドル作成開始。今野さんは問いかけます。

「生物多様性の観点から重要とされる日本の海域のうち、実際に保護されているのはどれくらいだと思いますか?」

白い砂と緑の砂を使って、どれくらいの割合が実際に保護されているのかを予想してみます。そしてその2色の砂を容器に入れて、海キャンドルの海底の完成です。

適正な漁獲量が守られているのかを考える

魚が守られているのはこれくらい?

保護区域の次は、海に生きる魚について考えます。

「魚の回復力を考えた適正な漁法で漁獲されている魚の割合は、どれくらいでしょうか?」

例えば、適正な範囲内で魚が漁獲されている場合は、3個のミニチュアグラスの魚を。乱獲して魚数が危機に瀕している場合は1個を容器に入れ、その代わりに貝殻で海底を飾りました。

マイクロプラスチックを考える

自分のイメージと、実際の日本の海、どの程度違いがあるでしょうか?

最終ステップは、海のごみ「マイクロプラスチック」について考えました。

「今いるこのお店の空間を海だと考えると、このサイズには何個のマイクロプラスチックが含まれているでしょうか?」

予想したマイクロプラスチックの量に応じてラメの量を決めて、海水に見立てたキャンドル用のジェルに混ぜていきます。キャンドル容器にジェルを流し込みしばらく冷却すると、いよいよ完成です。

海を語る、そして残す

完成したそれぞれの海キャンドル

キャンドルが固まるまでの時間に、参加者の皆さんと海について語り合いました。
地元の海に漂着する外国語の書かれたゴミを見ると、世界の国々が協力して取り組むべき課題であると思わされること。
マイクロプラスチックゴミを減らす活動が大切なことはもちろん、海のゴミを活用して商品を開発するような活動も重要であることなど、参加者の皆さんからも新たに学ぶことがたくさんありました。

最後は、それぞれの作品を写真に撮って、一言メッセージを添えました。

イベントを振り返って…

参加者に語りかける今野さん

イベント終了後、今野さんにメッセージをもらいました。
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私は今回、はじめてワークショップの企画から開催を行わせていただきました。
「海」という自分にとって大切な場所について少しでも多くの人に現状を知ってもらいたいと思い、海をテーマとしたワークショップの立案をしました。地球規模の大きな問題を“他人事“ではなく“自分事“として捉えてもらうためにはどうすればよいか、と試行錯誤してきましたが、最終的にはキャンドル作りを通して課題と向き合ってもらうという形のワークショップとして納まりました。参加者の方々には満足していただけた様子で、イベント終了時には安心した気持ちでいっぱいでした。
また一方で自分自身の課題もたくさん見つけることができたので、今回の経験を生かしてより多くの人に科学について伝え、考えを深め合うような機会に携わっていきたいです。たくさんご協力してくださったレストランfra..の小村様方、共通教育推進室の古澤先生、高橋先生、本当にありがとうございました。
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私たちは、食生活だけでなく、多くの影響を海から受けます。同時に、私たちが海の環境に与える影響も、見過ごすことができないほど大きなものです。しかし、なかなかその繋がりを日々の生活の中で自分ごととして意識し続けることは困難です。今回、この海キャンドル作成を通じて、そしてこの報告記事を通して、少しでも海の課題を身近なものとして感じてもらえたら幸いです。

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