2025/06/12 (THU)

超巨大ブラックホールが撃ち出す超高速のガスの弾丸:物理学科北本教授、山田准教授、澤田助教らの研究チームによるXRISM衛星の観測成果に関する論文がNatureに掲載

OBJECTIVE.

立教大学理学部物理学科の北本俊二特別専任教授、山田真也准教授、澤田真理助教らが所属する研究グループによるX線分光撮像衛星(XRISM)の観測成果に関する論文が、イギリスの科学雑誌「Nature」に2025年5月15日(日本時間午前0時)に掲載されました。
本成果のポイントは
・X線分光撮像衛星 (XRISM:クリズム) の優れた分光能力により、超巨大ブラックホールから超高速で噴き出される風が、予想外に複雑な速度構造を持つことを世界で初めて発見した。
・複雑な速度構造は、従来考えられていた滑らかな風ではなく、図1のようにぶつぶつとした弾丸のような風であることを示唆する。
・ガスの弾丸が持つエネルギーは予想外に大きいことがわかり、従来の共進化の理論モデルでは説明できない銀河とブラックホールの共進化の新たな可能性が見えてきた。
です。

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