卒業後の進路物理学科

大学院案内〈物理学専攻〉

物理学専攻では、極小の素粒子から極大の宇宙まで、幅広い対象に関して現代物理学の最先端をいく研究を行い、未解決の問題解明に迫ります。幅広い物理現象の中でも、いたずらに応用に走らず、より基礎的な課題を主な研究テーマに選び取り組んでいます。具体的な研究分野は、素粒子・宇宙論、原子核物理、原子・分子物理、宇宙・太陽物理、宇宙線・宇宙空間物理、地球・惑星超高層大気物理の理論・実験・観測に及びます。理化学研究所などの連携大学院の研究室で研究を行うことも可能です。さらに、学外の大学・研究所と連携し、教育・研究活動の一層の充実を図ります。

■近年の大学院博士課程前期課程修士論文の例
・一般的なスローロール・インフレーションのダイナミクスと原始重力波のスペクトル指数の再考
・イオンビームバンチャーFRACのdc-to-pulse変換効率の改善
・はやぶさ2搭載可視分光カメラの感度較正
・高階スピン重力理論におけるブラックホールとワームホールの等価性
・偏極8Li寿命測定による弱い相互作用におけるLorentz不変性の破れ探索実験
・Fermi衛星LAT検出器を用いた超新星残骸RX J1713.7-3946、RX J0852.0-4622のGeVガンマ線放射の観測

■近年の大学院博士課程後期課程博士論文の例
・小スケール・大スケールにおける縮退重力理論の検証に向けて
・回転ブラックホール近傍における高エネルギー粒子衝突とエネルギー引き抜き過程
・非熱的 X 線ガンマ線観測を用いた若い超新星残骸における粒子加速
・教師なし深層学習を用いた超新星残骸のX線分光研究
・かに星雲における PeV 電子の起源の解明
・Si同位体における中性子魔法数N=28に向けて発展する形状変化
・陽子線がん治療の実照射線量評価のための体内中12C核および16O核の標的原子核破砕反応の研究

卒業後の進路

3人に1人は大学院へ進学。情報サービス系企業への就職が多い。
物理学科卒業生の就職先企業の業種としては、情報サービス、製造業、金融・保険業などが多くなっていますが、教職に就く者や、公務員(国家・地方)もいます。また、大学院進学者も多く、立教大学大学院に加え、東京大学、京都大学、東京工業大学、東京農工大学、北海道大学、大阪大学、東北大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、名古屋大学、早稲田大学、上智大学など他大学院にも進学しています。

■過去数年の主な就職実績
東日本電信電話(株)/国家公務員一般職(旧国家公務員2種)/TIS(株)/富士電機(株)/(株)日立製作所/アクセンチュア(株)/日産自動車(株)/日本電気(株)/(株)エヌ・ティ・ティ・データ/(株)キーエンス/(株)日本総合研究所/(株)日立システムズ/キヤノンマーケティングジャパン(株)/スタンレー電気(株)/パナソニック(株)/都築電気(株)/富士通(株)/(株)ADKホールディングス/(株)三菱UFJ銀行/アサヒビール(株)/楽天(株)/成田国際空港(株)/大和証券(株)/凸版印刷(株)/(株)みずほフィナンシャルグループ/(株)日立ソリューションズ/みずほ情報総研(株)/横河電機(株)/三菱UFJ信託銀行(株)/鹿島建設(株)/大和証券(株)/大日本印刷(株)

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